2012年01月30日

骨粗鬆症のお薬と歯磨きについて


骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
という病気について、
皆さんも一度は耳にしたことがあると思います。
  

その治療には多くのお薬が使われていますが、
その中でも最もよく使われているのは
ビスホスホネート製剤と呼ばれるお薬です。

具体的にはリカルボン、ボノテオ、ベネット、
アクトネル、フォサマック
などです。

これらのお薬は骨がスカスカになるのを防ぐことで、
骨折のリスクを下げる
ことが様々な研究で確認されています。

以前は毎朝服用する必要があったのですが、
近年では週に一度だけ服用するものが主流になり
昨年には4週間に一度服用すればよいものが発売されました。

2011年に改められた最新の
骨粗鬆症治療ガイドラインにも臨床現場で
最も使用されていると記載されるほどのお薬です。
  

こんな良いお薬なのですが、
服用方法が面倒だという欠点があります。

起床後すぐの空腹時に服用する。
服用後30分間は寝転がったり、
水以外のものを飲食しない。
多めの水で服用する。 

これらの注意事項を守らないと、
お薬の吸収率が低下してしまったり、
食道に炎症が生じるといった副作用が発生します。
  

朝起きたらすぐにハミガキをする習慣を
持っている方も多いと思いますが、

実はビスホスホネート製剤と
ハミガキ粉の組み合わせはあまりよく有りません。
 

多くのハミガキ粉にはカルシウムや
ナトリウムなどの金属が含まれています。

ビスホスホネート製剤はこれらの金属と結合しやすく、
結合してしまった状態では体内に吸収されません。

せっかく朝早くからお薬を飲んだのに、
体内に吸収されず、そのまま排泄されてしまうと
勿体無いですよね?
 

ですので、ビスホスホネート製剤を飲む日のハミガキは、
お薬を飲んでから30分以上はあけるようにしてください。

起床時にお口の中がネバネバしてしまい
気持ちが悪いという方も、
水道水でうがいをする程度にとどめてくださいね。

こうすることで、お薬の効き目がアップしますよ!
  

骨粗鬆症は閉経後の女性に多く発病し、
骨がスカスカになってしまうため、
骨折のリスクが上昇します。

骨折は椎骨(背骨)や手首の骨や
大腿骨(太ももの骨)で起こることが多く、

特に大腿骨の骨折ではそのまま寝たきりの
生活に入る危険性をはらんでいます。
 

骨粗鬆症には殆ど自覚症状がありませんが、
背中に強い痛みがあるときや、
以前よりも身長が3センチ程度縮んでしまった場合、
背中が丸まっていると周りから言われたときなどは、
病院で検査を受けてみてください。
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2011年11月13日

ベタニス


今回は「ベタニス」の紹介をします。

このお薬は、過活動膀胱の治療薬です。 
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過活動膀胱とは・・脳と膀胱(尿道)を結ぶ
神経のトラブルで起こる「神経因性」
のものと、
それ以外の原因で起こる「非神経因性」のものが
あります。

正常な状態では十分な量の尿をためることができますが、
過活動膀胱では、膀胱の異常な収縮が起こるため
十分な量の
尿をためることが出来ず、
「トイレが近い」「急に我慢できないような尿意が起こる」
「トイレに間に合わず尿がもれる」
などの症状を示す病気です。
(非神経因性には骨盤底筋のトラブル・
前立腺ひだいなどがあります)
 

ベタニス世界初の作用を持ち、膀胱容量を増大させ、
尿意切迫感・頻尿・切迫性尿失禁に対し有効性を持つお薬です。
 

<ベタニスの用法用量>

1日1回 食後に服用

・もし飲み忘れたら・・・翌日にいつも服用している食事の後に
1日分だけを服用(2日分を1回に服用しない)
 

・副作用・・・便秘、口腔内乾燥など。(生殖可能な年齢の患者さんには、出来る限り投与を避けること。という注意点もあります) 

このお薬は、毎日続けて服用することが大事です。 

気になる方は、医師薬剤師に相談してみてください。
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2011年10月20日

新薬ブログ:トラムセットについて


今回は『トラムセット』のご紹介をします。

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このお薬は、非がん性慢性疼痛、
抜歯後の疼痛に効果を示します。

慢性疼痛とは、中枢神経系の機能変化が関与しています。

例えば、腰痛症、変形性膝関節症、関節リウマチ、
糖尿病性神経障害性疼痛
などです。

トラムセットはこれらの痛みを抑える効果があるのです。

しかも長期にわたり疼痛改善効果が
維持されるお薬なのです!
 

トラムセットの用法用量

非がん性疼痛・・・
成人1回1錠 1日4回
投与感覚は
4週間以上あける

症状によって適宜増減する

1日2錠1日8回錠は越えて投与しない

空腹時は避ける

抜歯後の疼痛・・・

成人1回2錠 
追加投与するときは
投与感覚を4週間以上あける

1日2錠1日8回錠は越えて投与しない

空腹時は避ける 

お薬を飲むときに気になることは副作用だと思います。

トラムセットの副作用は主に悪心、
嘔吐、便秘などがあります。

もしトラムセットを服用して副作用が現れた場合でも、
投与3日間までで耐性ができるので、
最初を乗り越えれば大丈夫です。

痛みのない生活を送りましょう!! 
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2011年09月29日

新薬ブログ:レクサプロについて

こんにちは
 
今回は新薬レクサプロについて勉強しました。
レクサプロとは新しいうつ病のお薬です。

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うつ病とは・・・

現在でこそ一般にも広く知れ渡っている
病気であるが、以前は十分な理解が得られず
「怠け病」などと呼ばれていた。

かつて日本で主流であったドイツ精神医学では、
精神疾患を大きく外因性、内因性、
心因性と原因別に分類し、うつ病はその中でも
内因性うつ病という名で内因性疾患に分類されていた。

うつ病は、従来診断においては
「こころの病気」である神経症性のうつ病と、
「脳の病気」である内因性うつ病と
別々に分類されてきたが、
2010年現在多用されている操作的診断では
原因を問わないため、
うつ病は脳と心の両面から起こるとされています。
 
「脳の病気」という面では、
セロトニンやノルアドレナリンの不足が想定されており、
脳内に不足している脳内ドーパミン、
ノルアドレナリンの分泌を促進させる薬物治療を行う。

これが心療内科や精神科おける
うつ病治療の主流になっています。

あまり生活に支障をきたさないような軽症例から、
自殺企図など生命に関わるような重症例まで存在する。

うつ病を反復する症例では、
20年間の経過観察で自殺率が10%程度とされている。

なお、男女比では、男性より女性のほうが
2倍ほどうつ病になりやすいとされています。
 
現在うつ病のお薬としては、SSRIと呼ばれるものが
広くつかわれます。
 
眠気、喉が乾くなどの副作用がすくなく、
非常に使いやすいお薬ですが、
反面、効果が出るまで3〜4週間の時間をようし、
また吐き気などの副作用が多いのが、難点でした。
 
このレクサプロは、従来のSSRIよりも効果が出るのが早く。
また吐き気などの副作用が少ないと言う画期的なものです。
 
既に海外では広く使われているこのお薬。
 
気になるかたは、医師薬剤師に相談してはいかがでしょうか?
posted by maruzen pharmacy at 01:04| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月15日

症例検討会、薬学管理・薬歴勉強会


先日、兵庫医大附属病院 薬剤部部長の木村先生をお招きして、
症例検討会、PEACSを用いた薬学管理、
薬歴に関する勉強会が行われました! 

まずは症例検討会です!さまざまな場面での
薬剤師としての対応の仕方を学びました。

薬剤師としてチェックしなければいけないことや
電話対応の仕方、患者さんから
体調変化の訴えがあったときの
対応の仕方などを
実際の症例を用いて検討しました。

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私たち経験の浅い新人薬剤師にとって、
先輩薬剤師の経験したお話を聞くことができ、
そのことついて他の薬剤師の意見を
たくさん聞くことができ、
とても勉強になりました! 

次は木村先生の講義です!

薬剤師は常に患者さんの状態を確認し、
患者さんが安全に効果的な薬物治療が行うための、
PEACSを用いた薬学管理について学びました。 

『PEACS=薬剤師が患者の薬物治療を評価・
分析するためのチェックシステム』のことです。

確認すべき項目は9つあります。

@ 自覚症状
A 客観的データ
B リスク因子の有無
C 他の薬の影響や相互作用の有無
D OTC薬や健康食品などの服薬状況
E 副作用の発症状況
F 薬物治療に関する理解度
G 生活習慣 

私もこの9項目のチェックを徹底していきたいと思います! 

他にも服薬指導時に心がけることとして、

@
情報を収集する
A 薬学的分析・検討
B 薬剤の適正使用のための情報提供 です。

とても勉強になりました!! 

患者さんの中には
薬剤師になにを聞いていいのかわからない!

というかたもいらっしゃるので、
こちらからアプローチしていくことの大切さを学びました。 

みなさんはファーマシューティカルケア
という
言葉をしっていますか?

私は始めて耳にしたのですが、
薬剤師の職能としてとても重要なことなのです!! 

『ファーマシューティカルケア=患者さんの
QOLを向上させ、確実な結果を目的とした、
責任ある薬物治療の提供を行う』 

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薬剤師として、これから
コミュニケーションスキルを身につけて、
ファーマシューティカルケア
実践していこうと思います!
 

木村先生、ありがとうございました!!!
posted by maruzen pharmacy at 23:20| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする